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かっちょいいなあ


 さて、今回のお題はモデルグラフィックスの編集部におじゃました時に、梅本弘さんに見せて頂いた鍾馗の画像である。

  梅本鍾馗

 詳細はスケールアヴィエーションのバックナンバーを参照のこと。
 梅本さんの鍾馗、確かに仕上げは荒い面がある。売りである外板のへこみ表現も実機と比べ極端すぎる、との批判もあるだろう。
 だが、この作品には「模型を通じて何を表現したいか」という明確なイメージがある。
 圧倒的なエンジンパワーが生み出す旋回時の強烈な横Gを受け、たわむ機体。Gに抗い必死に機体をコントロールしようとするパイロット。この飛行機は明らかに「生きている」のだ。

 南青山にあるミュージアムモデルの専門店にたまに足を運ぶが、数十万~数百万円という値段のことは別にしても、正直欲しいと思ったことはない。飛行機の「ハリボテ」「はく製」という印象がぬぐえないのだ。
 もちろん、ミュージアムモデル的なアプローチにリアルさや価値を見いだす人も多いだろうし、私はそれを否定するつもりはない。趣味の世界で、他人の趣味や好みを否定するのは厳に慎まなければならない。

 だが、「表現としての模型」というテーマも、特にエアモデルの分野ではもっともっと突き詰められてよいのではないか。

 本当によくできた縮尺模型には実物を超えた凄みがあると思う。情報を取捨選択し、再構成し、凝縮することで、存在感までが凝縮されるからだ。

 模型が「実物の模造品」だけで終わってしまってはつまらない。
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鍾馗制作中!

 生き生きした模型をつくりたいと思う。
 傷一つない、ムラひとつない清潔な模型には関心がない。
 整備兵が、パイロットが、搭乗員が、汗と血にまみれて格闘した。
 生き延びるために必死で思いを込め、操った。
 そんなことが手に取る人に自然に伝わってくる、リアルで武骨でぬくもりのある模型をつくりたい。
 高荷義之画伯のアートのような、松本零士先生の戦場マンガに登場するメカニックのような雰囲気の模型をつくりたい。
 ずっとそう思い続けてきた。

 で、現在格闘中のお題がハセガワ32の鍾馗である。
 スケールアビエーション誌の表紙になった梅本弘氏製作の鍾馗にガツンとやられ、外板のへこみを再現しようとしている。リベッティングも一部行っているが、もう少し目立たせたい。


100603鍾馗制作中1
100603鍾馗制作中2アップ

 もうひとつのイメージソースが、写真集「鍾馗戦闘機隊」だ。
鍾馗戦闘機隊〈2〉陸軍戦闘隊の総本山 明野陸軍飛行学校小史鍾馗戦闘機隊〈2〉陸軍戦闘隊の総本山 明野陸軍飛行学校小史
(2009/08)
伊沢 保穂

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鍾馗戦闘機隊―帝都防衛の切り札・陸軍飛行第70戦隊写真史鍾馗戦闘機隊―帝都防衛の切り札・陸軍飛行第70戦隊写真史
(2008/12)
伊沢 保穂柴田 一哉

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 同シリーズの「飛燕戦闘機隊」と並び、大戦中の日本機の「生きた姿」をこれほど鮮明に捉えた写真集は他に類をみないだろう。
 ことに、夜間出撃シーンの外板のたわみや油汚れの細部まで映し出された大判の写真は、私の魂をぐらぐら揺さぶる迫力がある。
 少しでもこれを再現するべく、プロペラをモーターで回し、前照灯も光らせる予定だ。

 この写真集を見ていてはっきり感じるのは日本陸軍機の無塗装銀の独特の雰囲気だ。
 米軍機のようなギラつきはほどんどなく、フラット系と思えるほどのにぶく白っぽい輝きだ。
 画像はグンゼの8番を平筆で試し塗りしたものだが、これでも輝き過ぎなぐらい。
 どうやって再現しようか。
 この試行錯誤がまた面倒くさくも楽しいのである。
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