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タミヤ1/32スピットファイアその4 微妙・・・

 ワールドカップ、参院選、両方とも仕事のネタという珍しい職場にいます。
 ここんとこ熱い季節ですが、ようやく一段落ですね。とはいえ、仕事の忙しさはもうしばらく続きます。

 今回、生まれて初めてサッカーをまともにみました。準々決勝以降の全試合。
 いやーおもしろいもんですね。スカパーに入っちゃうかも。
 連日午前3時半キックオフというスケジュールで体調はボロボロになりましたが。

 サッカーって、全然思い通りにならないスポーツ。相手もいるし、味方もいる。当然、どっちとも思い通りに動かない。ゴールだってめったに入らない。瞬間の可能性を見逃さず、体全体で思考し、行動するしかない。
 偶然を味方につける、っていうことですね。

 なんでも模型の話にしちゃう私としては、模型つくっている人のかなりの割合は実は「偶然性が嫌い」「すべてを自分の思い通りにコントロールしたい」という気持ちが強い人たちなのではないかと。
 これだけ作り方マニュアルが飽きもせず模型誌の誌面を飾るということは、やっぱり「こうしてこうしてこうすれば、必ずこういう結果が得られますよ」というパターンが好きなんでしょうなあ。
 でも、そんな風にしてできた模型って本当に面白いんだろうか。
 偶然性を味方につけるって実は模型でも大切なのでは?

 ご存じの通り、横山宏先生は模型界では数少ない「偶然活用派」ですね。
 色むらなんて気にしない、というある意味ラフなつくりですが、できあがったものに何ともいえん味わいや生き生き感がある。
 このブログのテーマは「生き生きした模型をつくる」ということなんですが、「生命感」と「偶然性」って実は深いかかわりがあるのでは、と思います。
 飛行機モデラーの中には、色むらを嫌って操縦桿までエアブラシで塗る人がいるそうですが、きれいにできても今にも動き出しそうな雰囲気にはつくれんだろうなー、と思ってしまいます。

 一方で、高石誠氏のようにディテールに凝りまくってしかも全体の生命感もすげえ、って作品もある。

 何ともはや模型の世界も深いものです。
 で、偶然性を味方につけている横山先生は実はサッカー好きでもあったのだなあ、とここでオチがつくのでした。

 え、スピットファイア?
 やっていますよ。キットのフィギュアのゴーグルはクリアーパーツですが、分厚くてつかいものにならない。薄く削ろうとしたらあっという間に破損。しょうがないんで、エポキシパテで苦労してつくってみました。
 でも、この出来が微妙なんだよなー。
 がんばってはみたんだけど、何せ小さいしねえ。
 どうしましょうかね。
 ハセガワさんみたいに素直にゴーグル一体でモールドしてくれていれば、こんな苦労もしなくて済むんですが。

ゴーグル




 
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タミヤ 1/32スピットファイア製作その3 バタフライキットって・・・!?

 週末、コクピットをつくっていました。
 はじめはエンジンを仕上げていくつもりだったんだけど、胴体を先に組んで微調整しながらエンジンを作っていかないと、後でエンジンカウルの合わせで泣きをみることは火を見るより明らかだったので、結局説明書通りにつくることにしました。下手な考え休むに似たり。


 スピット計器板

 タミヤのメーターパネルは零戦でも採用された透明プラパーツの裏にデカールをはるやり方。
 ちょっとドライブラシが強すぎたかね。

 こっちは実物本物の計器板


 実物と比べると、タミヤがいかによーできているかが分かると思います。
 メーターとかはエッチングの方が実物に近くできるのでしょうが、「ガラスが入っている」という演出は
タミヤらしいね。
 あと、パネルの彫刻とかはプラの方が絶対有利でしょう。

 操縦桿のコードは、さかつうの曲げやすいコードを使用。糸ハンダか何かなんでしょうが、結構高い。
 でも、こいつはお勧めです。パイピングがリアルにならないと悩んでいる人は是非!

 実物は3本ですが、見た目を考えて太めのもの2本に。
 ディテールアップ禁止! のはずだったんだけど、早くも破っている。
 まあ、目立つところだけ、ということで。
 こうして実物と比べていると、計器板とかにもうちょっとパイピングを追加したくなるね。

 まだ途中だが、我慢しきれず胴体に仕込んでみる。

 スピットコクピット2

 スピットコクピット

 サイドパネルはまだまだこれから。

 何か順調に進んでいるようにみえるが、足元のペダルと主計器板の床板パーツの接着が甘く、フロアーパネルのF44にはまりづらくなってしまって大あわて。日曜の昼下がりに汗だくになりながら微調整、ということもあった。
 ひとつひとつのパーツは吸い付くようにぴったりはまっていくので、安心しているとこういうことになる。

 実際につくっている人向けのアドバイスとしては、工程6を終えたところで接着剤に完全に乾かないうちに、F44との合わせをきちんと確認する、ということでしょうか。あと、パーツはある程度くみ上げてから塗る方が楽です。コクピット内部色はミスターカラーの特色(ファルケのボディカラー指定色)を使っているけど、塗りやすいムラになりにくい色です。

 ちなみに私は塗装の時には、横山先生と同じくエアブラシ用のリターダー入りシンナーを使っています。
 これでムラにならん。
 乾燥時間の遅れは無印良品の送風機をパーツにあてれば一発解消、ですな。

 このへんのことは、この本に全部載っています。ブログの常連さんにとっては当たり前だの常備品ですが、たまにネット検索で来られる人もいるので、この機会に紹介します。すべてのジャンルのモデリングに役立つ実用情報がめいっぱいつまっています。効率的にかっちょいい模型をつくりたい人のためのバイブルだな。

 
横山宏Ma.K.モデリングブック横山宏Ma.K.モデリングブック
(2006/12)
横山 宏

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 このタミヤのスピット、CADの導入以来、高まる一方の部品精度によって生じるアドバンテージを、組み立てやすさではなく「実物にできるだけ近いパーツ構成に基づくリアルな再現」の方に活かす方針をとっている。
 そのためパーツによってはちょっとした接着のズレがコクピット全体、コクピットと胴体の合わせ、さらにはエンジンと胴体の合わせ・・・、と言う風にどんどん広がっていき、全体の完成度を著しく下げることになりかねない。

 まあ、あれですね。蝶の羽ばたきによる大気の乱れが最終的にハリケーンの発生にもつながりかねないという「バタフライ効果」を実感できますな。

 つくっていて、何かと緊張を強いられるキットです。おおらかな昔のキットがちょっと懐かしくもなる。

 零戦はそれほど神経質じゃなかったけどなあ・・・。
 やはり空冷エンジンと水冷エンジンの違いか。それとも、設計思想の優劣に因るものなんですかね。


 とはいえ、ディテールの出来がすごくいいので、ついつい手を入れたくなっちゃう。青年の心をときめかせてくれる秀逸なキットであることは間違いない。
 ちなみに、操縦席後部のキャノピー越しによく見える部分にもパイピングをしてあります。
 そろそろフィギュアにもとりかからないといかんね。 

spitfire with a vengeance その2 まずはエンジン

 先週、知人(75歳のじいさん)に誘われて、スウェーデンの合唱団のコンサートに行ってきた。
 そのトリのプログラムがプーランク作曲の「カンタータ 人間の顔」という曲。
 プーランクと言えば、20世紀前半のフランスで軽い音楽書いた人(サティみたいな感じね。サティのジムノベディはテレビでよく使われているので、曲名を知らなくても大抵の人が耳にしたことあるはずです)ぐらいの認識だったけど、実は1963年までご存命。
 しかもこの曲は、ドイツ占領下のフランスでレジスタンス運動を素材に書かれた怨念たっぷりの作品・・・
 歌詞はこんな感じ。

「世のあらゆる春のうち この春は一番忌まわしい春だ」
「うたいながら修道女らは歩む 虐殺の広場を清めに」
「処刑を受ける者 おまえ 私の忍耐、私の肉身よ 用意せよ復讐を、私の蘇る床に」
「愛し合った肌の上に 友人たちの額の上に 私は書く おまえの名を お前の名は〈自由〉」

 ねえ、相当キテますでしょう。
 しかもこの曲、占領下のフランスでは演奏できず、初演はイギリスのBBCシンガーズだったそうです。
 これってまさに「自国の機体ではなく英軍のスピットファイアで戦った自由フランス軍」のノリじゃん!!


 亡命し、イギリス軍の走狗に身をやつしてまでも、ドイツへの復讐の一念でスピットファイアを駆ったフランス人パイロットたち・・・。
 彼らの思いはまさにこんな感じだったんだろうなあ、と妄想が渦巻いたところで、プラモ製作のモチベーションのゲージもマックスに振り切れ、遂にスピットファイア製作スタートであります!
(モデラーは感動すると模型をつくるのだ)


 製作のポイントはこんな感じ


 ①このキット最大のウリのカウリング脱着はぜひともピシッと決めたい(模型誌の作例でも失敗例が・・・)
 ②限られた製作時間で完成までもっていくため、ディテールアップは原則なし。その分全体塗装と仕上げに力を注ぐ
 ③パイロットはやっぱり乗っける(コクピットのディテールが見えなくなるのはさびしいけど)
 ④機体はもちろん、以前のブログで取り上げたデニス・ブーダール機とする。

 まずはエンジンから。
 色々ウンチクたれたいことも多いのですが、とりあえずきょうは画像のみで。

 スピットエンジン1

 スピットエンジン2

 ちなみにタイトルは「激しいヒステリー女」というのが表面の意味。ウラの意味はもちろん「復讐のスピットファイア」です。 

 

spitfire with a vengeance その1 デニス・ブーダールって誰や?

 先日、西山洋書でこんな本、というかデカール集を買った。

 カゲロー本1

 KAGERO(陽炎?)というポーランドの出版社から出ているスピットファイア20機分のカラープロファイルに1/32、1/48、1/72用のデカールがついているもの。
 デカールの質も良さそうだけど、何よりもカラー側面図のレベルが秀逸!
 実機写真をベースにしつつ、ややディフォルメ気味のウェザリングなども入っていて、タミヤ1/32に立ち向かうパワーを与えてくれる。
 中でも、ぐっと来たのがこの機体。

 カゲロー本2

 排気や油の汚れがものすごく、そうとうくたびれた機体に、いかにも「急ごしらえで描きました」という感じのよれまくったインベイジョンストライブ(黒白帯のことね)。うーん、何ともセクシーですなあ。

 ぜひとも実機の写真もおがみたいところですが、この本の唯一最大の弱点がベースになった写真がまったく掲載されていないこと。
 ちなみにパイロットは自由フランス空軍のエースでDenys Boudardとのこと。
 ネットで探してみたが、機体の画像なんて全然見つからなくて、ご本人のポートレートだけがやっと見つかった。

 デニス

 なかなかかっちょいい兄ちゃんである。ちなみに2005年まで存命だったようだ。
 背景のスピットも相当くたびれているけど、プロファイルの機体とは別機。外人部隊だけあって、お古の機体ばっかり回されていたんですかねえ。
 名前は「デニス・ブーダール」って読むみたい。知っている人は是非情報をお願いします。
 ドイツ機、特にドーラなんぞは○○の穴まで調べたがる人がウヨウヨいる中で、イギリス機はやっぱり冷遇されているなあ。

 ちなみにこのプロファイル集、ポーランド人部隊の機体が多いのは当然としても、他はチェコ、カナダ、イスラエル、ニュージーランド人などが操った機体で、イギリス人パイロットの機体はゼロ。ネットでイギリス人が怒っていたけど、いかにイギリス空軍が外国人をうまく使ったか、という証しでもある。

 私の好きな映画「ダークブルー」は、チェコ義勇軍のスピットファイア隊の物語。
 劇中、英語のレッスンをさぼろうとするチェコ人パイロットに対して、ドイツ軍に家族を奪われた教師の女性が一言。「私はあなた達に英語を教えることでナチスと戦っているの。私の戦いを邪魔しないでちょうだい」
 まさにジョンブル魂だね。(女性だけど)
 
 とにかくこの機体、是非つくってみたい! というわけで、現在頭の中はスピットがぶんぶん飛び回っています。
鍾馗、クレーテと三つ掛け持ちになるのかなあ・・・  
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