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ヤマト2199 庵野監督・出渕監督のトークショー「ヤマトーク」

 12日から始まった「2199第4部」の劇場公開。庵野監督のトークショーがあることを聞き「これは行かねば!」と勇躍出撃いたしました。オレにとっての庵野さんは「エヴァの人」ではなく「この世で一番ヤマトのことが分かっている兄貴」なのだよ。

 以下、印象に残った部分の極めて不正確な再現です。もっときちんと再現しているサイトもあったけど、どうも省略の仕方が気にいらなかったんで、あえてここにのせてみます。とっても不正確だから、引用など決してしないでね。




庵野「本放送の一話みのがした。家族がハイジ見ていたので。そこで家にあった白黒テレビを引っ張り出して二話から1人で見ていた。白黒で見たのがよかった。あと、親を『英会話の勉強するから』とだましてテープレコーダーを買ってもらい、録音した。毎回、寝床の中でエンドレスで聞いてセリフは全部覚えてしまった。白黒テレビにかじりついていた自分を不憫に思ったのか、親はビンボーだったけど、小さなカラーテレビを買ってくれた。それで途中からカラーで見られるようになった」
庵野「再放送をみるのが大変だった。山口はいなかでほとんどやらない。福岡でやっている再放送がぎりぎり受信できる友達の家が一軒だけあったので、毎日そこに行って見ていた。島根で再放送やっている時には『ここぞ!』という回の時に津和野の親戚の家まで行って、そこで見ていた」

庵野「2199オープニングの絵コンテを切った。力を入れたのはヤマトが登場する部分だけ。人物パートも一応描いたが、ガンダムのオープニングみたいな感じだった。そこは出渕が修正するのは折り込み済み。ヤマト部分はオリジナルとまったく同じにしたかったが、オリジナルのかっこよさは再現できなかった。具体的にはカットナンバー11ですね
出渕「どこだったっけ」
庵野「ほら、艦長室のカットからぐーっとカメラが引いてヤマトの全景になるあのシーンだよ
出渕「ちゃんと再現したじゃない!」
庵野「してないよ!
(後で再びオープニングの話題)
司会「なぜ、再現できなかったのか」
庵野「やはりCGでは手書きのかっこうよさに及ばない。本当はオープニングだけCGじゃなく作画するという話もあったが、諸般の事情で立ち消えになった」

出渕「ぶっちゃけた話、(エヴァQを)見に行って、『これがやりたかったのかあ!』と。でも、(AAAブンダーの発進に)40分かかっている。2199はテレビ版だから。そんなに尺はありませんから!」(注:エヴァQ見に行ったヤマトファンは全員、AAAブンダーの発進シーンを見て『これがヤマトだったら!』と切歯扼腕したはず)


庵野「旧作からの登場人物はほとんど表現できていないね」
庵野「ぶっちゃんはガミラス愛がありすぎ。ヤマトのパートへの愛が足りない!もっとヤマトに力を入れてよー! コスモゼロ見せてよー!
出渕「そんなにガミラスに尺はとっていないよ」
庵野「その短い尺にものすごい密度が詰まっているじゃない!」
庵野「2199は第三部、第四部になるとぐっとよくなってきた。ぶっちゃんのガミラス愛の賜物。やっぱり、太陽系を出るまではオレがやった方がよかった。一話からいきなりガミラス出せばよかったんだよー」
出渕「そんな展開できるか!」
庵野「島本(和彦)が一部二部をみてすごく色々言っていた。『なんであの場面がないの!』『あのセリフがないの!』って。僕が『違うところがいいところなんだよ』と言っても『じゃあ、庵野は許せるの?』って。全然納得していない」

司会「好きなキャラクターは?」
庵野「沖田と森雪ですね」
司会「沖田のどこが・」
庵野「セリフがいちいち『大人だなあ』と」
司会「庵野さんは古代は好きじゃないんですか?」
庵野「古代は性格がおかしいじゃないですか(爆)。当時の『OUT』に異常人格者と書かれていたが、その通りだと思います。エンディングで最初に沖田の名前が出るから、やっぱり沖田が主役なんだと思っていました」
出渕「やっぱりヤマトは沖田が主役だよね。だから沖田が死んだ後はぐだぐだになっちゃった」
司会「出渕さんの好きなキャラは?」
出渕「僕はデスラー。1作目の退廃的な感じが好き。2作目以降、サムライみたいな感じになっちゃっておかしい。「さらば」では瞬間物質移送装置もいつの間にか「デスラー戦法」になっていて変。ドメル戦法だろう!」

庵野「『さらば』で一度ヤマト熱が下がったけど、その後また出てきた。『復活編』も劇場で見ましたから。沈めようとしてもまた(愛情が)自然に浮かび上がっちゃう」
出渕「どこから?『永遠に』から?」
庵野「いや、その一つ前」
出渕「じゃあ、『新たなる旅立ち』!? 『さらば』のすぐ次じゃん!」
庵野「徳川太助がヤマトに乗り込む時に見上げて『わー、でっかいな』って言うでしょう。あれだけで『あっ、いいじゃん。OK』となった。許せた。『さらば』にも、もちろん色々ないい要素があるんだけど。アンドロメダ」(注:庵野監督が感銘を受けたのは太助のセリフではなく、その時のヤマトの作画らしいっす。うろおぼえでいうと、たぶん艦橋を見上げる感じ。今度ビデオで確認してみるっす)
出渕「そうそう。あの頃の地球防衛艦隊のデザインの素晴らしさといったら・・・」
庵野「なんでアンドロメダのまともな模型がないんでしょうね。図面通りにやっちゃうからかな。画面を元につくれば・・・」
出渕「ある画面のパースに合わせたら別の角度から見た時につじつまが合わなくなっちゃう。すごく微妙なのよ」
庵野「いや、後ろのところをもっとこうすれば(ボリュームをふくらませるような手の動き)、・・・、いや、これぐらいでやめときましょう」
出渕「オレは『ヤマト3』からスタッフになったからね。『とうとうあのヤマトの仕事をするのか!』と意気揚々と現場に入ったら、夢と現実のギャップに・・・。だから次元潜航艇の話は、2199で絶対やろうと思っていた。あのときの仇討ち、という感じ」
庵野「(完結編の)ロボットホースもやれば?」
出渕「どこで出すんだよ!」
庵野「ワンカットだけでも。残骸だけでもだすとか」(爆)

庵野「オリジナルのヤマトにあって、2199のヤマトに一番ないのは悲愴感だね
出渕「けっこう入れているつもりなんだけど・・・。ヤマトの本編を見直しても意外と悲愴感はない。悲愴感はヤマトという作品よりも、あの時代固有のものだったのではないか。ヤマトにはスポ根の影響もあるし。はじめはテレビという話だった。今の時代に多くの人に見てもらおうとすれば、やはり入れづらい要素は多々ある。ヤマトに対して1人ひとりが持つイメージも異なっている。それを完全に汲み上げることはできない」(注:ほとんどいいわけに聞こえた・・・)

司会「庵野さんがヤマトにもっているイメージと比べて、2199はどうですか?」
庵野「ほとんど違いますね!(きっぱり)。でも、今一番見たい作品はヤマト2199です」
司会「なぜですか?」
庵野「ヤマトだからです!」(ほとんど禅問答の世界)
庵野「白パケを待つか、アマゾンで買うか、いつも迷う。とにかく早い方がいい。アマゾンの方が早ければ買うし」
出渕「メーンスタッフをのぞけば一番早く白パケを届けています」
庵野「ありがとうございます」

司会「2199で注目のキャラは?」
庵野「森雪です」
司会「やはり雪ですか」
庵野「一部二部はあんまり好きじゃなかったけど、三部四部になるとよくなってきました」







 いかがだったでしょうか?
 庵野監督の口調は終始フレンドリーだったけど、改めて文字に起こすときっついこと言っているなあ(笑) 

 2199に言いたかったこと、何となくもやもやしていて言葉にできなかったことを、庵野の兄貴はすべて明快な言葉にして出渕氏にぶつけてくれました。
 まさに「溜飲が下がる」とはこのことです(大笑)

 ヤマト2199って「秀才」がつくった作品だと思うんです。オリジナルのつじつまの合わない部分、舌足らずな部分をどんどん「補完」(by庵野)していったことで、すごくピントが合って世界観はすみずみまで明確になった。
 でも、そうすることで、本来最も再現しなくてはいけないはずだったヤマトの「スピリット」が逆に抜け落ちてしまった・・・。そんな気がするんですよね。

 まあ、「これをいっちゃあおあしまいよ」なんですが、いつかは「天才」庵野監督がつくったヤマトを観たい!
 劇場坂でオリジナルの1~3話、24~26話だけをリメークするなんていかがでしょうか・・・・。

 とはいえ、今回も帝都バレラスへのドメルの凱旋シーン、次元潜航艇から放たれた魚雷をヤマトが迎撃するシーンなど、心ときめく場面があったことも確か。(あと、森雪のものすごくエッチなシーンもあったねえ)。
 この点、私にとっても2199は「自分のヤマトと全然違う」けど、「一番みたい」作品でありますね。

 色々文句も申し上げましたが、新宿の中村屋で生ビールを飲みつつコールマンカリーを食べ、劇場の大スクリーンでヤマトの新作映像を堪能し、庵野監督の切れ味鋭いサービストークで大笑い。
 本当に、至福の一夜でありました。

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