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メタボヤマトが好き!

 年末の映画公開、さらにバンダイ1/500の新作発表、超合金魂の発売など、ヤマトの周辺もいよいよにぎやかになってきた。
 二次元の絵を三次元の立体に起こし、しかも「かっこいい!」と思わせるのは大変な難事業である。
 RX-78ガンダムも、これまで数え切れない種類のキットやフィギュアが発売されているが、いまだに「終わりなきトライアル」が続いていると言ってもいいだろう。

 ましてや「ヤマト」である。当時の設定資料に描かれた三面図に「ウソがおおい」というのは周知の事実であったが、「画面のヤマト」からあるべき立体像を模索しようとするアプローチは皆無に近く、側面形状のみを重視した、心躍らぬ立体ばかりが発表される時期が続いた。
 僅かな例外は「ポピニカ魂・ヤマト」であったが、これも「テレビ画面のヤマトの立体化」というよりもゲーム版の影響を強く受けており、あの1/350ヤマトもそれは同様だった。

 こうした状況に風穴を開けたのが、2008年にDVDの付録として開発された「真鍋正一原型、庵野秀明監修」の1/700ヤマトだった。もともとはガレージキットの原型として真鍋氏と庵野氏のキャッチボールで造形が進められていたもので、コンセプトはずばり「最初のテレビのヤマトを画面から三次元の世界へと引きずり出す」である。

 どんなジャンルであっても、「コンセプトが明確に定められ、注がれるエネルギーがその1点に向けて集約された」創造物は、訴える力を持つ。ましてや、手がけるのが真鍋&庵野という、ヤマトの立体化についてこれ以上は望めないタッグが実現したとなれば、その成果が「いきなりの決定版登場」と極めて高い評価を受けたのも当然だろう。

 キットは原型の魅力を100%伝えるものではなかったにせよ、画面上のヤマトが決して恣意的にディフォルメされたものではなく「立体としてあり得る形状の物体」を正確にアニメートした結果であることを、逆説的な形で証明した、とも言える。よく、「100人いれば100人の『オレ・ヤマト』がある」と言われるが、真鍋ー庵野の造形はそれとは別に、「正解としてのヤマト」が存在しうることを初めて世に示したわけだ。

 このヤマト、一言で言えば、従来の立体よりもぐっと「メタボ」である。ほっそりとした艦首部からグラマラスな中央艦体に向け、いかに色気のある曲線でつなげていくかが味噌。
 女もホントはちょいと贅肉がついて、おなかがちょっと出ているぐらいが色っぽいのである。
 安めぐみみたいに。
(おっぱいよりおなかが出ているのはさすがに困るが)

 新作の1/500も、少なくとも艦体ラインは真鍋ー庵野を強く意識したものとなりそうだ。
 実写映画版ヤマトのCGも、真鍋ー庵野版の形状把握を大いに参考にしているという。


 もうひとつの「最新版ヤマト」が昨年公開された復活編で活躍したCGヤマトである。
 映画自体の興行上の失敗や、制作者の個性が極端なまでに前面に出たストーリーと相まって、早くも「黒歴史」化の兆しされある復活編だが、曇りのない目でみれば、少なくともメカニックや戦闘シーンの描写は、歴代のヤマト作品と比較しても相当高い水準であると思う。
 特に、前半の見せ場である「移民船団を守る戦い」は、場面設定のスリリングさ、艦載機発進シーンの説得力ある描写など、非常に良くできている、と言い切ってよい。

 ここに登場するヤマト、メタボ度合いで言えば真鍋ー庵野版を遥かに凌駕する出っ腹ぶりである。

ヤマト正面

 その一方で、側面形状のスマートさも重視しているため、メインノズルは細い。結果的に斜め後ろからみた時にはメインノズルが小さすぎて、全然テレビパート1のヤマトと似ていない。「敢えて旧来のヤマトは無視する」という潔ささえ感じる。

 でも、このヤマト。私は大いに支持する。なぜならば「戦艦大和を改造した」というコンセプトに最も忠実なヤマトと思えるからだ。
 ご存じのように「大和」の最も大きな特徴は、中央部が異様なまでに膨らんだマッシブ・メタボな艦体形状だ。
 だが、従来の「ヤマト」は真鍋ー庵野版でさえ、「大和」と比べればスレンダー過ぎる。
(もちろん、これは真鍋ー庵野ヤマトのコンセプトが「1作目の作画に忠実な立体化」であることから生じた必然的な帰結であり、欠点ではない)
 メタボを突き詰めつつ、側面からみたときは極めてスレンダーな復活編ヤマトは、画面でみていても角度や演出によりスピード感、重量感の双方が十分に感じられ、なんとも心地よいのである。
 
 
 モデラーとしての関心事は当然、この「ヤマト」の立体化ということになる。
 今のところ、タイトーのプライズ商品が唯一のマスプロ商品だ。CGデータをそのまま流用しているため、艦体はまさに復活編ヤマトだが、上部構造物は旧製品からの流用である点が誠に惜しい。

 「チームストライク」というGKメーカーが立体化を企画中だが、かなり高額になりそうな上に、1/1500、1/2000、と小スケールなのが不満である。

 私としては高価なGKであっても構わないので、1/500ぐらいで欲しいのである。
 
 とにかくこのヤマト、このまま埋もれちゃうのは惜しい!
 同好の士を望むのである。
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